- これから始まる離乳食、なんだか気が重い…
- 毎日の準備、少しでも楽にならないかな?
- 手作りじゃなきゃいけないの…?
離乳食って、想像以上に大変ですよね。
まだ始まってもいないのに、プレッシャーで気が重くなってしまうママも多いと思います。
わたしもその一人でした。
特に第一子のときは、毎日が初めての連続で、ただでさえ心に余裕がない状態。私は産後、体調もすぐれず、「もう頼れるものは全部頼ろう!」と開き直っていました。
そんな中で近づいてくる離乳食期…。
「できるだけラクしたい」「でも罪悪感は持ちたくない」
そんな気持ちで必死に情報を探していたときに出会ったのが、小児科医・工藤紀子さんの著書『離乳食は作らなくてもいいんです。』でした。
“離乳食は手作りして当然”だと思い込んでいた私にとって、この本の内容はまさに目からウロコの連続。
読み終える頃には、離乳食に対する不安やプレッシャーがすーっと軽くなり、「作らなくてもいいんだ」と、心から思えるようになっていたんです。
この記事では、『離乳食は作らなくてもいいんです。』の内容と、実際に私が実践して感じたリアルな変化や気づきをお届けします。
読めばきっと、あなたの離乳食に対する見方が少しやわらかくなり、「作らなくてもいい」という選択肢が、自信と安心に変わるはずです。
育児にもっと余裕がほしいママへ。
ぜひ最後まで読んでみてください🌿
離乳食、しんどすぎない?はじめる前から心が折れそうだった
SNSの離乳食の投稿にプレッシャー
離乳食に取りかかるのが億劫だった私は、せめて準備だけでも…と思い情報収集を始めました。
手軽に見られるインスタグラムを開くと、そこには可愛い離乳食用の食器に、色とりどりの“映え”離乳食が並んだ写真がずらり。
楽しそうに「今日も作ったよ〜」と綴られた投稿を見るたびに、気持ちはどんどん沈んでいきました。なぜなら当時の私は、初めての育児に手いっぱいで、これ以上のタスクを増やす余裕なんてどこにもなかったからです。

体調も心も限界。「頼れるものは全部使おう」と思った
実は産後すぐ、乳腺炎で切開手術を受けるなど、とにかく心も体もボロボロでした。
そんな状態の中で近づいてくる離乳食期…。
今思えば、必要以上に不安を感じていたと思いますが、それくらい追い詰められていたんです。
「このままだと本当に産後うつになるかもしれない…」
そう感じた私は、もう開き直って「頼れるものは全部頼ろう!」と決めました。
そんなときに出会ったのが、『離乳食は作らなくてもいいんです。』という一冊でした。
「離乳食は作らなくてもいいんです」ってどんな本?
小児科医ママのリアル体験だからこそ、信頼できた!
著者は小児科医の工藤紀子さん。ご主人の仕事でアメリカに渡った時に第二子を出産し、その時の経験をもとに書かれています。
海外では市販の離乳食を当たり前に使う文化があり、実際に使ってみたら栄養面・安全面ともに優れていたといいます。
工藤さんの、第一子のときには憂鬱だった離乳食が、第二子では「むしろ楽しめた」という言葉が印象的です。
「ラク=悪じゃない」という考えが救いだった
本を読む前のわたしは、「市販の離乳食は子どもへの愛情が足りないのでは?」と思っていました。
でも、この本に出会ってからは、「作ること」よりも子どもと「笑顔で向き合うこと」が大事なんだと気づけました。
市販品を使って離乳食の負担が軽くなると、気持ちに余裕が生まれます。ママが穏やかでいられることこそが赤ちゃんにとっての最大の安心なんですよね。
「がんばる=愛情」だと信じ込んでいた私。
でも、本当に大切なのは“ママの笑顔”なんだと気づかせてくれた一冊でした。
📚️にこママ愛読!この1冊が心の支えに
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小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。 [ 工藤 紀子 ] 価格:1430円 |
読んで即実践!「作らない離乳食生活」のリアル
最初に取り入れたベビーフードと息子の反応
『離乳食は作らなくてもいいんです。』を読んで、まず最初に私が購入したのは、アメリカの離乳食ブランド「Gerber(ガーバー)」のライスシリアルでした。iHerbや楽天などで購入できます。
鉄・亜鉛・ビタミンA・ビタミンDなど、赤ちゃんの発育や脳の発達に欠かせない栄養素がしっかり強化されています。
選んだ理由はシンプルで、以下の2点です。
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- お湯やミルクで溶かすだけの手軽さ
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- 離乳食の本来の目的「栄養補給」に合っていたから
・生後6ヶ月頃で鉄の貯蔵がなくなる
・母乳やミルクだけでは栄養が不足してくる
日本では離乳食=「おかゆ」から始まるのが一般的ですが、おかゆはほとんどが水分。必要な鉄やその他の栄養素はほとんど含まれていません。
その点、栄養強化されたライスシリアルは、離乳の目的にとても合っていると感じました。
作り方もとにかく楽で、お湯・ミルク・母乳で溶くだけ。水分量を変えればトロトロ加減も調節できて、赤ちゃんの月齢や好みにも合わせやすいです。
実際に息子にあげてみたところ、「ん?なにこれ?」という反応はありましたが、使い慣れていたミルクで溶かしたおかげですんなり食べてくれました!
ガーバー・和光堂・キューピーも活用!月齢に合わせた使い分け方
その後も、市販の離乳食を少しずつ取り入れていきました。
最初に使ったライスシリアルと同じGerber(ガーバー)の野菜や果物のピューレや、日本でもおなじみの和光堂やキューピーのベビーフードも活用しました。
月齢やシーンに合わせて使い分けながら、無理なく続けられる“作らない離乳食”スタイルがだんだん定着していきました。
「離乳食、手作りしてないの?」という声との向き合い方
周りのママ友から「えっ、手作りしてないの?」と聞かれることもありました。でも私は正直にこう答えていました。

特に、海外の離乳食は栄養設計がしっかりしていることや、本来の目的(栄養を与える)に忠実なのはむしろ市販品のほうかもしれないという話をすると、「知らなかった!教えてくれてありがとう」と感謝されることもありました。
正直に話して気づいたのは、離乳食にプレッシャーを感じているママは圧倒的に多いということ。
もちろん「作るのが楽しい!」という人もいるけれど、本音では“大変”と感じている人の方が多いのではないかな、と思っています。
市販の離乳食を取り入れることで、負担をぐっと減らせます。その分、心に余裕が生まれて、育児をもっと前向きに楽しめるようになる——
そんな選択肢があることを、私は伝えたいです。
実践してわかった!作らない離乳食のメリットと気になる点
作らない離乳食のメリット
時間が大幅にカットできる
食材を買いに行く時間、調理にかかる時間、後片づけ…。
離乳食づくりは想像以上に手間と時間がかかります。とくに、冷凍ストック派のママは「解凍」も意外とストレス。少量なのに加熱しすぎて冷ます手間が増えることも…。でも、市販品なら「買って・開けて・食べさせる」で完結。その分、1日の時間の使い方に余裕が生まれます。
体力を温存できる
手間が減ることで、赤ちゃんと向き合うための体力を温存できます。
離乳食づくりは、大人の食事よりもはるかに面倒な作業が多いですよね。すりつぶす、裏ごしする、器具を1つひとつ消毒して後片づけ…。
「夜な夜な離乳食を作っている」という話もよく聞きますが、それよりも早く寝て体を休める方が、次の日を笑顔で迎えるための大切な時間になることもあります。
メンタル面にも好影響
市販品を取り入れることで、気持ちの余裕が大きく変わります。
調理の衛生面の不安がなくなる
市販の離乳食は、厳格な衛生基準のもとで製造されています。家庭での調理はどうしても菌やウイルスへのリスクを気にしますよね。
特に赤ちゃんは、大人にとっては平気な菌でも激しい嘔吐や下痢につながることもあります。その点、市販品はしっかりとした衛生基準で管理されているので安心です。
食べてくれないときの“がっかり感”が軽減
手作りしたものを拒否されたときって、正直かなり落ち込みますよね…。
「時間かけて作ったのに…」
「裏ごしまでしたのに…」
それで吐き出されたときのダメージは大きいです。
でも市販品なら、心理的なダメージが最小限で済みます。「今日は気分じゃなかったのかな」「別の味にしようかな」と、気持ちを切り替えやすくなるのも大きなメリットです。

市販の離乳食の気になる点
市販の離乳食、添加物は大丈夫?
結論から言うと、市販のベビーフードは非常に安全です。
・塩分
・添加物
・残留農薬
・衛生管理
・遺伝子組み換え食品
さらに、海外製品では有機栽培されているものも多く、栄養バランスや安全性においても十分に信頼できます。
市販の離乳食、コスパ的には高い?安い?
「市販品の値段が気になる…」という方のために、実際に私が感じた“コスパの高さ”をまとめてみました。
・安心できる原材料・栄養バランスの設計
・管理された衛生環境
・買い出し不要
・調理と後片付け不要
この“目に見えないコスト”がごっそり削減できるのは大きなメリット。時間・労力・栄養面のバランスをトータルで考えると、コスパは高いと私は感じています。一日数百円で、育児のストレスを減らせる投資だと考えれば、十分すぎる価値があると思います。
こんなママにこそこの本をすすめたい
はじめての育児で手いっぱいなママへ
初めての育児って、本当に余裕がないですよね。全部が初めてで、どこに力を入れていいかもわからない。その結果、「手放せること」まで抱え込んでしまいがちです。
この本には、そんながんばりすぎているママの肩の力をふっと抜いてくれる言葉が詰まっています。
頼れるものは頼っていい、自分の心の余裕こそが、子どもとの時間を楽しむために大切なんだと気づかせてくれる一冊です。
真面目すぎて手を抜けないママへ
「ちゃんとやらなきゃ」と思って、家事も育児も完璧を目指してしまう。でも育児って、自分の思い通りにいかないことだらけですよね。
子どもが泣き出すタイミング、寝てくれない夜、進まない離乳食。思い通りにならない中で、「完璧」を追い求めると、ママの心はすり減ってしまいます。
この本は、そんなママに「もっと力を抜いていいんだよ」と優しく伝えてくれます。
便利なものに頼ること、周りを頼ることは、育児を放棄することではありません。むしろ、長く育児を楽しむために必要なスキルだと私は思います。

まとめ|離乳食はがんばらなくてもいい、むしろラクしていい
離乳食って、がんばるのが当たり前になっているけれど、本当は、がんばらなくてもいい。わたしはこの本を読んで、心からそう思いました。
市販品を上手に取り入れるだけで、心にも体にも余裕ができて、笑顔が増えるようになります。もちろん、手作りが好きな人はそれでいいと思います。
でも、「作らなきゃ…」と追い詰められているなら、その考えは手放してOKです◎
なにより、ママの笑顔と心のゆとりが、赤ちゃんにとって一番の安心材料ですから。
この記事が、読んでくださったあなたの心を少しでも軽くできたならうれしいです🌿
『離乳食は作らなくてもいいんです。』は、離乳食だけじゃなく、育児の向き合い方も変えてくれる一冊です。
書籍はこちら👇️
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小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。 [ 工藤 紀子 ] 価格:1430円 |
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